『WP-PostViews』の使い方と設定方法

記事ごとの閲覧数を表示してくれるプラグイン「WP-PostViews」。

本記事では「WP-PostViews」の使い方と設定方法について解説します。

WP-PostViewsのバージョン

今回解説するプラグインの情報です。

正式名称 WP-PostViews
バージョン 1.7.5
作成者 Lester ‘GaMerZ’ Chan

WP-PostViewsの主な機能

WP-PostViewsの主な機能です。

  • 投稿した一般記事・固定記事の閲覧数を閲覧できる。
  • 閲覧数で記事をソートすることができる。
  • 専用のウィジェットを利用できる。

インストール方法

「WP-PostViews」は公式ディレクトリに登録されているプラグインです。

公式ディレクトリからプラグインをインストールします。

インストールの方法が分からない方はこちらを参考にしてください。

閲覧数の表示

プラグインを有効化すると記事の管理画面に閲覧数(表示数)が表示されるようになります。

ここで表示される「表示数」はプラグインを有効化してからの閲覧数です。

それまでの表示数はカウントされないので注意してください。

この表示数は手動で非表示にすることも可能です。

投稿画面の右上にある「表示オプション」をクリックします。

表示されたオプションの「カラム」にある「表示数」のチェックを外すことで非表示にすることができます。

WP-PostViewsの設定

次にWP-PostViewsの設定について解説します。

WP-PostViewsの設定は、管理画面の「設定」に追加された「PostViews」から行います。

カウントする閲覧元:

閲覧数をカウントする対象を設定します。

すべて サイト管理人を含めた閲覧数をカウント
ゲストのみ サイト管理人以外のユーザーの閲覧数をカウント
登録したユーザーのみ サイト管理人の閲覧数のみをカウント

正確な閲覧数をカウントするためには「ゲストのみ」を選択します。

ボットからのビューを除外:

botからのアクセスを除外するかの設定です。

bot…インターネット上で決まった行動を自動で繰り返すプログラム。

はい botのアクセスを除外
いいえ botのアクセスもカウント

デフォルトの「いいえ」ではbotのアクセスをカウントしてしまうので、「はい」を選択してbotのアクセスを除外します。botで無理やり閲覧数を上げたい時は「いいえ」を選択します。

ビュー数の表示形式:

閲覧数の表示形式を設定します。

%VIEW_COUNT% 通常の表示形式します。
%VIEW_COUNT_ROUNDED% カンマごとに小さい数字を四捨五入して表示します。

「%VIEW_COUNT_ROUNDED%」は、例えば1,000ビューなら1Kビュー、1,000,000ビューなら1Mビューと表示します。KやMは情報量の単位を使った表示方法です。

この表示方法はプラグインのソースを変更することで、百、千、万といった表示にすることもできます。表示方法の変更については後ほど解説します。

最も人気の記事テンプレート:

WP-PostViewsはサイドバーに記事ごとの閲覧数ランキングを表示させることができます。

ここではそのランキングの表示形式の設定を行います。

%VIEW_COUNT% 閲覧数を表示します。例:1001、2,020
%VIEW_COUNT_ROUNDED% 省略地で表示します。例:1K、1M
%POST_TITLE% 表示する記事のタイトルを表示します。
%POST_DATE% 記事の投稿日付を表示します。
%POST_TIME% 記事の投稿時間を表示します。
%POST_EXCERPT% 記事の投稿内容を抜粋して表示します。
%POST_CONTENT% 記事の投稿内容を全て表示します。
%POST_URL% 記事のURLを表示します。例:http://~
%POST_THUMBNAIL% 記事のアイキャッチ(画像)を表示します。
%POST_CATEGORY_ID% 記事に割り当てられたカテゴリーの管理番号を表示します。

表示設定

閲覧数を表示するページとユーザー設定します。

トップページ: フロントページ home.php
個別投稿: 一般の投稿記事 single.php
ページ: 固定記事 page.php
アーカイブページ: アーカイブページ archive.php
検索ページ: 検索ページ searchform.php
その他のページ: その他のページ other.php

閲覧数を特定の場所に表示させるには、まず上記の表の対応するPHPを「テーマの編集」から探します。例えばトップページに表示させたい場合は「home.php」を探します。

次にそのPHPソースから以下のコードを探します。

<?php while ( have_posts() ) : the_post();

次にこの<?php~ php>の中に「the_views();」を加えます。

このようにコードを入力した場所に閲覧数が表示されるようになります。

<?php while ( have_posts() ) : the_post();は、記事内を指しているのでその前後に表示させたい場合は、以下のコードを入力します。

<?php if(function_exists(‘the_views’)) { the_views(); } ?>

実際の表示例は次の通りです。

また、この表示はビュー数のカウントと同様に表示対象を限定することができます。

すべての訪問者 全ユーザーが閲覧できます。
登録ユーザーのみ 管理者のみが閲覧できます。
その他 トップページの「ホームでは表示しない」など、
指定場所での閲覧数を非表示に設定します。

ビュー単位の変更について

初期設定では「%VIEW_COUNT_ROUNDED%」の表示方法が、

1K=1,000ビュー
1M=1,000,000ビュー
1B=1,000,000ビュー

と、なっています。(Bで最大)

この設定は、WP-PostViewsプラグインの「wp-postviews.php」というファイルに記述されています。以下のコードを探してください。

### Function: Round Numbers To K (Thousand), M (Million) or B (Billion)
function postviews_round_number( $number, $min_value = 1000, $decimal = 1 ) {
 if( $number < $min_value ) { return number_format_i18n( $number );
 }
 $alphabets = array( 1000000000 => 'B', 1000000 => 'M', 1000 => 'K' );
 foreach( $alphabets as $key => $value )
 if( $number >= $key ) { return round( $number / $key, $decimal ) . '' . $value;
 }
}

上記のコードの内、5行目の「B」「M」「K」が表示単位です。

これを例えば、「K」を「千」と変更することで「1Kビュー」は「1千ビュー」という具体で表示されるようになります。

ウィジェットの追加と設定

「最も人気の記事テンプレート」の解説で挙げたようにWP-PostViewsは、ウィジェットに記事ごとの閲覧数をランキング形式で表示することができます。

ウィジェットの「利用できるウィジェット」に「表示数」が追加されています。

「表示数」をヘッダーやフッター、サイドバーなどの好きな場所に設置します。

タイトル: 表示タイトルを設定します。
統計タイプ: 記事の表示順を設定します。
ビュー元に含める: 表示する記事の対象を設定します。
表示する件数 表示件数を設定します。
投稿タイトルの最大文字数: 表示タイトルの最大文字数を設定します。
カテゴリーID 指定IDのカテゴリーのみを表示にする設定です。

「ビュー元に含める」の各項目については以下の通りです。

すべて 全ての記事を対象にします。
Postのみ 一般の投稿記事のみを対象にします。
Pageのみ 固定記事のみを対象にします。
Attachmentのみ ※確認中
Tribe_eventsのみ イベントプラグインを使った記事を対象にします。
Tribe-ea-recordのみ ※確認中

※記事は全て公開している前提です。

閲覧数をリセットする方法

WP-PostViewsの設定画面では、閲覧数をリセットすることができません。

そのため、削除する方法は以下2種類となります。

  1. プラグインの再インストールする
  2. SQLデータベースから個別に編集・削除を行う

まとめ

WP-PostViewsはブロガーが重要視する要素の一つ「閲覧数」を簡単に表示してくれます。

閲覧数はブログを運営する上でのモチベーションやリライトをする上での着眼点です。

WP-PostViewsを上手く活用してより良いサイト作りを目指しましょう。

WP-PostViewsについて不明点や質問等があれば質問を受け付けておりますのでお問い合わせください。

4 件のコメント

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